爆発が船団を覆い隠す。

「ああっ」

絶望の声を上げるみずいろ。
だが、その爆発が消えてゆくと脱出船団の無傷な姿を現した。

「…え?」

再び黄色い閃光が迸る。
地表から伸びるその光が、流れるようにUGSFのミサイルを撫でる。
軌道上にいくつもの爆発がひろがっていった。

「あれは…デスビーム…」

その武器を使える人を、みずいろは一人だけ知っている。

「おかあさんっ!どうして!なんで脱出してないの?」

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焦土と化した町の中央では巨大化したおかあさんが空を見上げていた。
娘が戦っている、その空を。
次々とデスビームを放つと、空が光でみたされてゆく。

「みずいろちゃんがガンバッテるのに、私だけ逃げるなんて出来ないわ」

敵の降下部隊がおかあさんを取り囲む。
凶悪な砲台と分厚い装甲を持った戦車だった。
おかあさんはデスビームで応戦するが、その装甲に阻まれてしまう。

だが次の瞬間、全ての戦車が大爆発を起こした。

薩摩示現流。
口にくわえた日本刀に怪しく照り返されるウシキング先生の顔。

「がんばりましょうねっ!先生!」
「モー」