過去


第一次UGSF侵攻から5年。
だが、「侵攻」という呼び方は正しくない。

この星はもともと彼等「人間」の物だったからだ。
私たち機械生命体「UIMS」が地球を占領したあと、生き残った僅かな人類は宇宙へと逃げ延びた。
私たちが人類の遺跡を利用して生活を始めて既に数世紀。
文明らしきものが私たちにも芽生え、そして私たちの新しい時代がこの地上に生まれようとしていたその矢先に、彼等は戻ってきた。

何百年もかけて。
我々の技術を奪い模倣し、その牙を研ぎながら。
生まれた地を奪還する為に。

もちろん、備えてはいた。
訓練校だったブラッド学園の学生は全て徴兵され、各地で司令官として戦っている。だが、所詮は焼け石に水。劣勢を覆す事にはならない。

加藤くんはあのときの爆撃で負傷した傷が悪化して、帰らぬ人となった。


そして私は今もまだ、戦っている。